読むと得られる情報まとめ
- Exness各口座タイプの違いを時短(5分程度)で理解できる
- 「Exnessでは結局どの口座タイプを選べば良いのか?」という疑問を解消できる
Exness運営者情報
FXサービス正式名称 | Exness(エクスネス) |
公式サイトURL | https://www.exness.com/ja/ |
運営法人名称 |
Nymstar Limited(日本人アカウント) Exness (UK) Ltd(イギリス) Tortelo Limited(モーリシャス)…その他3社 |
運営法人住所 | セーシェル共和国 F20, 1st floor, Eden Plaza, Eden Island, Seychelles |
創業 | 2008年 |
金融ラインセンス | Nymstar Limited:セーシェル金融庁(FSA) Exness (UK) Ltd:イギリス金融行動監視機構(FcA) Tortelo Limited:SEC-2投資ディーラー認定業者 |
評判・口コミ | Exness評判・口コミ記事を見る |
Exness口座タイプ|概要
Exnessには下記5つの口座タイプがあり、まずは簡単に各口座タイプの概要を説明をさせて頂きます。
- スタンダード口座
- スタンダードセント口座
- ロースプレッド口座
- ゼロ口座
- プロ口座
【スタンダード口座】概要|Exness口座タイプ
- スプレッドが広い。(Exness内その他口座と比較して)
- 初回入金の金額が低い。
- 最大レバレッジ∞倍。
- ボーナスが使えない。
スタンダード口座は、Exness内においてエントリーモデルに位置する初心者~中級者向けの口座タイプです。
初回入金の金額が安いので口座開設のハードルが低く、取引時に手数料が発生しないのでビギナーの方にも使いやすい仕様となっています。
またExnessの代表的な特徴でもある無制限レバレッジを使うことができるので、取引時に必要な証拠金を低く抑えることも出来ます。
一方で、スプレッドがExness内で最も広いというデメリットがあります。
ボーナスに関しては、そもそもExness自体がボーナスを開催していない業者のため、利用することができません。
【スタンダードセント口座】概要|Exness口座タイプ
- 取引量が通常の1/100。
- スプレッドが広い。(スタンダード口座と同値)
- 初回入金の金額が低い。
- 最大レバレッジ2,000倍。
- ボーナスが使えない。
スタンダードセント口座は、Exness内においてエントリーモデルに位置する初級者向けの口座タイプです。
また、取引量が通常の1/100になるため、低資金運用に特化した内容であり、スタンダード口座よりも更にビギナー向けに寄せたスペックと言えます。
最大レバレッジは2,000倍に設定されており、Exness内で唯一、無制限レバレッジが使えない仕様となっています。
その他のスペックについては、先にご紹介したスタンダード口座とほぼ同じ内容※となってるため説明は省かせて頂きます。
※正確には取り扱い銘柄等に違いがあるので、詳細は後ほど解説させて頂きます。
【ロースプレッド口座】概要|Exness口座タイプ
- 初回入金の金額が高い
- 固定の取引手数料
- 取引手数料込みで考えてもスプレッドが狭い。(Exness内その他口座と比較して)
- 最大レバレッジ∞倍。
- ボーナスが使えない。
ロースプレッド口座は、Exness内においてハイエンドモデルに位置する中級者~上級者向けの口座タイプで、取引時にスプレッドの他に手数料が発生する仕様のため、ビギナーの方がはじめて使う場合は、若干戸惑いがあるかもしれません。また、$1,000以上の初回入金を求めれるので口座開設のハードルが高くなっています。
ただし、総コストの安さ(取引手数料込みの実質スプレッドの狭さ)のメリットが非常に大きい口座タイプなので、高額な初回入金をする価値は十二分にあり、Exnessの代表的な特徴でもある無制限レバレッジを使うこともできるので、取引時に必要な証拠金を低く抑えることも可能です。
ボーナスに関しては、そもそもExness自体がボーナスを開催していない業者のため、利用することができません。
【ゼロ口座】概要|Exness口座タイプ
- 初回入金の金額が高い。
- 取引手数料がかかる。
- 取引手数料込みで考えてもスプレッドが狭い。(Exness内その他口座と比較して)
- 最大レバレッジ∞倍。
- ボーナスが使えない。
ゼロ口座は、Exness内においてハイエンドモデルに位置する中級者~上級者向けの口座タイプで「通貨ペアのスプレッドが0になる※代わりに取引手数料が発生する」特殊な仕様となっているため仕組みが複雑であり、$1,000以上の初回入金を求めれるので口座開設のハードルが高くなっています。
※0スプレッドはトレーダーに人気のある上位30通貨ペアが対象となっています
ただし、総コストの安さ(取引手数料込みの実質スプレッドの狭さ)のメリットが非常に大きいので、高額な初回入金をする価値は十二分にあり、Exnessの代表的な特徴でもある無制限レバレッジを使うこともできるので、取引時に必要な証拠金を低く抑えることも可能です。
ボーナスに関しては、そもそもExness自体がボーナスを開催していない業者のため、利用することができません。
【プロ口座】概要|Exness口座タイプ
- 初回入金の金額が高い。
- スプレッドが狭い。(Exness内その他口座と比較して)
- 最大レバレッジ∞倍。
- Exness内で唯一の即時約定方式。
- ボーナスが使えない。
プロ口座は、Exness内においてハイエンドモデルに位置する中級者~上級者向けの口座タイプで、取引時にスプレッドの他に手数料が発生する仕様のため、ビギナーの方がはじめて使う場合は、若干戸惑いがあるかもしれません。また、$1,000以上の初回入金を求めれるので口座開設のハードルが高くなっています。
ただし、総コストの安さ(取引手数料込みの実質スプレッドの狭さ)のメリットが非常に大きい口座タイプなので、高額な初回入金をする価値は十二分にあり、Exnessの代表的な特徴でもある無制限レバレッジを使うこともできるので、取引時に必要な証拠金を低く抑えることも可能です。
またプロ口座はExness内で唯一、即時約方式を採用している口座なので、約定の遅延がなく、スリッページが発生しない特徴もあります。
ボーナスに関しては、そもそもExness自体がボーナスを開催していない業者のため、利用することができません。
Exness口座タイプ|スペック比較
この項目では、Exness内の各口座タイプの違いについて、数値等を見ながら具体的に比較をしていきます。
まずは下記の口座間スペック比較表を見て頂き、各項目の詳細については個別に説明させて頂きます。
Exness口座間スペック比較表
口座タイプ名称 | スタンダード 口座 |
スタンダードセント 口座 |
ロースプレッド 口座 |
ゼロ 口座 |
プロ 口座 |
初回入金 | $10 | $1,000 | |||
取引手数料 | - | 往復$7/Lot | 往復$7~/Lot | - | |
スプレッド評価値※ | 1.43pips | 0.86pips(手数料込) | 0.90pips(手数料込) | 0.88pips | |
USDJPYスプレッド | 1.1pips | 0.7pips(手数料込) | 0.7pips(手数料込) | 0.7pips | |
EURUSDスプレッド | 1.0pips | 0.7pips(手数料込) | 0.7pips(手数料込) | 0.6pips | |
× | × | ||||
最大レバレッジ | ∞倍 | 2,000倍 | ∞倍 | ||
取引ツール | MT4/5,Exnessターミナル | MT4,Exnessターミナル | MT4/5,Exnessターミナル | ||
NDD-STP(成行) | NDD-STP(成行) | NDD-STP(即時) | |||
スキャルピング | 〇 | 〇 | |||
取引量計算単位 | 1Lot=10万通貨 | 1Lot=1,000通貨 | 1Lot=10万通貨 | ||
最大取引量 | 200Lot(2100~0659-20Lot) | 200Lot(2100~0659-20Lot) | |||
最小取引量 | 0.01Lot | 0.01Lot | |||
最大ポジション数 | 無制限 | 1,000 | 無制限 | ||
取引可能銘柄 | FX・貴金属・インデックス・株式・エネルギー・仮想通貨 | FX・貴金属 | FX・貴金属・インデックス・株式・エネルギー・仮想通貨 |
(取引高上位8通貨ペア:USDJPY,EURSUD,GBPJPY,AUDJPY,EURJPY,GBPUSD,AUDUSD)
「初回入金」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ名称 | スタンダード |
スタンダードセント |
ロースプレッド |
ゼロ |
プロ |
初回入金 | $10 | $1,000 |
- 初回入金とは?
-
初回入金とは「新規口座開後に行う初めて入金」の事を指し、口座を利用する条件として、あらかじめ設定されている金額以上の入金が必要となります。
初回入金を終えた後の2回目以降の入金は、海外FX業者の通常の入金条件(最低入金額)に従う形となるので、「初回入金」と「2回目以降の入金」の条件は違うという点にはご留意ください。
Exnessでは口座タイプによって初回入金の金額が異なり、特にハイエンドタイプのロースプレッド・ゼロ・プロ口座は、$1,000※の初回入金が求められるのでご注意ください。
※口座の基軸通貨を日本円にしている場合、当日の為替レートに沿って「$1,000に相当する日本円」ということになります。
初回入金を終えた後の2回目以降の入金条件は、下記の通り全口座タイプ共通となっております。
2回目以降の入金条件
- 国内銀行送金:最低入金$10
- 海外銀行送金:最低入金$1,000
- Bitwallet:最低入金$10
- Sticpay:最低入金$10
- 仮想通貨(bitcoin,Tether,USD Coin):最低入金$10
※Exness側の入金手数料は全て無料ですが、送金側(トレーダー)の入金ツールに手数料が発生する場合があります。
「取引手数料」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ名称 | スタンダード | スタンダードセント | ロースプレッド | ゼロ | プロ |
取引手数料 | 発生しない | 往復$7/Lot (片道$3.5/Lot) |
往復$7~/Lot (片道$3.5~/Lot) |
発生しない |
- 取引手数料とは?(往復・片道の説明含む)
-
取引手数料とは、スプレッド以外に発生する取引上のコストとお考え下さい。取引手数料はFX業者によって「金額が固定されている」場合と「通貨ペア毎に金額が異なる」場合の2ケースあります。
往復と片道の違いは次の通りです。
- 往復とは:エントリーから決済までを1セットと考えた場合に発生する手数料の合計金額
- 片道とは:エントリー時及び、決済時にそれぞれ発生する手数料の金額
Exnessのスタンダード・スタンダードセント・プロ口座では取引手数料が発生しませんので、ビギナーの方にはコスト感覚が容易で分かりやすいというメリットがあります。
取引時に発生するコスト
- スタンダード・スタンダードセント・プロ口座:【各通貨ペアのスプレッドのみ】
- ロースプレッド口座:【各通貨ペアのスプレッド+固定の取引手数料(往復$7/Lot)】
- ゼロ口座:【各通貨ペアのスプレッド+通貨ペアによって異なる※取引手数料(往復$7~/Lot)】
※参考例)USDJPY:往復$7、EURUSD:往復$7、GBPJPY:往復$15、EURJPY:往復$10、GBPUSD:往復$9、AUDUSD:往復$10
一方で、取引手数料が発生する口座タイプの方が、合計コスト(スプレッド+取引手数料)を低く抑えることができる場合もありますので、そのあたりの説明は次の項目で説明させて頂きます。
「スプレッド」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ | スタンダード | スタンダードセント | ロースプレッド | プロ | ゼロ |
スプレッド評価値※1 | 1.51pips | 0.87pips ※2 | 0.94pips | 0.91pips ※2 | |
ドル円 | 1.1pips | 0.7pips ※2 | 0.7pips | 0.7pips ※2 | |
ユーロドル | 1.0pips | 0.7pips ※2 | 0.6pips | 0.7pips ※2 | |
ポンド円 | 2.5pips | 1.2pips ※2 | 1.6pips | 1.5pips ※2 | |
豪ドル円 | 2.1pips | 1.0pips ※2 | 1.3pips | 1.0pips ※2 | |
ユーロ円 | 2.2pips | 1.1pips ※2 | 1.4pips | 1.0pips ※2 | |
ポンドドル | 1.2pips | 0.8pips ※2 | 0.7pips | 0.9pips ※2 | |
豪ドル米ドル | 1.4pips | 0.9pips ※2 | 0.9pips | 1.0pips ※2 | |
取引手数料(往復) |
-
|
-
|
$7 | - | $7~(通貨ペアによる) |
公式サイト案内 | 公式サイト | 公式サイト | 公式サイト |
上記の表からもわかるとおり、取引手数込みで考えた実質スプレッド(合計コスト)では、ハイエンドタイプの3口座(ロースプレッド・ゼロ・プロ口座)が抜きんでて優秀ですが、それら3口座の実質スプレッドにはほとんど差がありません。
Exnessのスプレッドについて更に詳しい情報(海外FXスプレッド平均値との比較、通貨ペア別のランキング情報等)を見たい場合は、当サイト別記事「Exnessスプレッド調査結果」をご覧ください。
「ボーナス」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ名称 | スタンダード |
スタンダードセント |
ロースプレッド |
ゼロ |
プロ |
ボーナス | 利用不可 |
Exnessでは基本的にボーナスを開催していないため、口座タイプに関わらずボーナスを利用することが出来ません。
海外FXでボーナスの利用を検討している方は、当サイト別記事「海外FXボーナス比較ランキング」をご覧ください。
「最大レバレッジ」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ名称 | スタンダード |
スタンダードセント |
ロースプレッド |
ゼロ |
プロ |
最大レバレッジ | ∞倍 | 2,000倍 | ∞倍 |
Exnessの最大レバレッジは、スタンダードセント口座を除き、無制限(∞)※となっています。
- ※無制限(∞)レバレッジとは?
-
無制限レバレッジとは、文字通り最大レバレッジに制限がないことを指し、理論上、必要証拠金1円で制限なしの膨大な取引量を扱うことが出来ます。
ただし実際の運用面においては、口座内にスプレッドや取引手数料分の証拠金が残っている必要があります※のでご注意ください。
※エントリーをした瞬間にスプレッドや取引手数料の費用が発生するため、仮に必要証拠金が1円の取引であっても、最低限の証拠金(スプレッドや取引手数料分の金額)が口座内にある状態でないと取引自体ができない。
ただし、この無制限レバレッジは新規口座開設直後から利用できるわけではなく、以下のルールや制限が設けられています。
∞レバレッジルール・制限
- ∞レバレッジ解放条件
- 証拠金残高によるレバレッジ制限
- 特定のタイミングで発生するレバレッジ制限
①「無制限(∞)レバレッジ解放条件」について
Exnessの無制限レバレッジを利用するためには、口座開設後に以下の条件をクリアする必要があります。(クリア前の最大レバレッジは2,000倍)
- 合計取引回数10回以上
- 合計取引量5Lot以上
- 口座残高$1,000未満
特に目につく部分は「合計取引量5Lot以上」と「口座残高$1,000未満」だと思います。
まず「合計取引量5Lot以上」に関して、すぐに達成できるか否かはトレーダーの資金量と手法によります。一応抜け道として、両建てをして一発で達成する※という荒業もありますが、費用がかかるので結局のところは、自分の適性ロットでコツコツと取引を積み重ねるのが一番でしょう。
- Exnessレバレッジ解放荒業-両建てについて
-
両建ての取引で合計5Lot以上を達成しても、レバレッジ解放条件として認められます。
それを利用して、為替の損失を受けないように2.5Lot分の両建て取引(2.5Lot+2.5=5Lot計算)をして、一気に達成条件をクリアしてしまおうという趣旨になります。
ただし、ロースプレッド口座(ゼロ口座)であれば取引手数料が発生し、プロ口座(スタンダード口座)であればスプレッド分の費用が掛かります。
参考費用
- ロースプレッド口座:$35
- ゼロ口座(ドル円):$35
- プロ口座(ドル円):3,500円
- スタンダード口座(ドル円):5,500円
「合計残高$1,000未満」に関しては、スタンダード口座以外は初回入金が10万円以上となっているので、順調に利益を重ねている状況であればレバレッジ∞倍の恩恵を受けることができません。
そこで、∞倍のレバレッジを使いたい場合は、出金をする、もしくは別口座を作って資金移動をしましょう。
※資金移動をした結果、資金移動元の証拠金残高が$初回入金額の$1,000を下回ってしまっても資金移動元の口座は継続して利用可能。
※資金移動先の口座は、初回入金額の高いロースプレッド口座などにする必要はなく、スタンダード口座でOK。
②「証拠金残高によるレバレッジ制限」について
Exnessのレバレッジは、下記のとおり口座内の有効証拠金※残高によって制限がかかります。
※有効証拠金=証拠金±保有中のポジション収支
Exnessレバレッジ制限-∞倍使用時
レバレッジ | 有効証拠金 |
∞倍 | $0~999 |
2,000倍 | $1,000~4,999 |
1,000倍 | $5,000~29,999 |
500倍 | $30,000 |
(Exnessレバレッジ制限-2,000倍使用時)
レバレッジ | 有効証拠金 |
2,000倍 | $0~4,999 |
1,000倍 | $5,000~29,999 |
500倍 | $30,000 |
③「特定のタイミングで発生するレバレッジ制限」について
証拠金残高によるレバレッジ制限以外にも、下記をはじめとする特定条件時にレバレッジ規制がかかる場合があります。
- 重要な経済指標発表時の15分前~5分後
→新規ポジションに200倍のレバレッジ規制 - FX市場が閉まる3時間前~閉場
(日本時間土曜日AM4:00~AM7:00)
→新規ポジションに200倍のレバレッジ規制 - FX市場が開いた直後~2時間後
(日本時間月曜日AM7:00~AM9:00)
→新規ポジションに200倍のレバレッジ規制
上記の制限は「新規ポジション」に対しての制限なので、既に持っているポジションへの心配はありませんが、仮に200倍のレバレッジ規制が発生している状況で、普段使っている2,000倍以上のレバレッジ感覚で新規ポジションを建てると、証拠金維持率にかなりの違いが出たり、物理的にポジションを持つことができない場合もあるのでご注意ください。
「取引ツール」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ名称 | スタンダード | スタンダードセント |
ロースプレッド |
ゼロ | プロ |
取引ツール | MT4/5,Exnessターミナル | MT4,Exnessターミナル | MT4/5,Exnessターミナル |
Exnessではスタンダードセント口座を除くと、全口座タイプで「MT4・MT5・Exnessターミナル」の中から任意の取引ツールを選択して利用することが出来ます。
各取引ツールの概要は下記をご覧ください。
取引ツール概要
- MT4・MT5について
-
T4・5の正式名称はメタトレーダー4・5といって、ロシアのMetaQuotes Softawre社提供の世界でもっとも普及している取引ツールです。
※MTの後ろにつく数字はバージョンを示す数値で、現在MT5が最新版となっています。特徴
MT4及びMT5は、トレードに関する基本的な機能は全て網羅されており、更に、様々なカスタムインジケーター※1によってチャート分析がより便利に行えるようになったり、EA※2を導入することによって自動売買も可能になったりと、他の取引ツールにはない幅広い拡張性を併せ持っています。
- ※1:カスタムインジケーターとは
-
カスタムインジケーターとは、世界中のトレーダーが独自開発しているインジケーターのことを指し、トレーダーの個人ブログから無料、また有料でダウンロードできたり、gogojangleなどのECサイトから購入することが出来ます。
カスタムインジケーターの内容は、テクニカル分析を補助してくるものであったり、単純に売買サインを教えてくれるものや、ライン(平行線やトレンドライン)タッチ通知など、その種類用途は多岐に渡ります。「こんな機能があったらいいな」と思い浮かぶことは、カスタムインジケーターで解決することができる場合が多いので非常に便利です。
ただし、中には粗悪なものもあるので注意が必要です。何をインストールするか基本的に自己責任になりますが、国内であれば、ある程度信用が担保されているgogojangle経由で購入する方が比較的安全と言えます。
- ※2:EAとは
-
EAとは、MT4やMT5上で使える自動売買ソフトのことを指します。 トレーダーの個人ブログから無料または優良でダウンロードできたり、gogojangleなどのECサイトから購入することが出来ます。 EAは過去の相場からバックテスト(過去検証)をして開発を行い、更にフォワードテスト(リアル相場検証)でも好成績を出す優秀なものもあります。 ※注意!!バックテスト(過去検証)の数値を都合よくいじり、好成績に見せかけた詐欺まがいのEAも世の中にはたくさんあります。EAを購入したい場合は、バックテスト(過去検証)だけでなく、フォワードテスト(リアル相場検証)まで公開している窓口(gogojangleなど)から購入しましょう。
MT4とMT5の違いについては、拡張性に優れる(カスタムインジケーターやEAの数が豊富)MT4と「ユーザビリティ(使いやすさ)・とスペックに優れるMT5」という対比になっています。
MT4とMT5についての更に詳しい内容については、当サイト別記事「MT4とMT5の違い|デバイス別の向き不向きについて」内で解説していますのでご覧ください。
- Exnessターミナルについて
-
Exnessターミナルは、TradingView※のチャート機能を流用し、Exnessが独自カスタマイズをした取引ツールで、ブラウザ上で動くタイプの取引ツールです。
- ※TradingViewとは
-
TradingViewとは、アメリカシカゴに本社を置く、TradingView Inc.社が開発を行っている取引ツールです。 世界で1500万人ほどのユーザー数を抱え、見やすいチャート画面と直感的な操作が可能な優れたUI設計、ソーシャル機能(世界中から集まるアイデアとカスタムインジケーター)が組み込まれている取引ツールです
特徴
- 基本的な機能は全て完備。
- TradingViewならではの使いやすいUI設計。
- ソーシャル機能やカスタムインジケーターの導入は不可。
Exnessターミナルには、通常のトレードで使用すると思われる機能は完備されているので、「あれがないから困る!」ということはなく、もちろん日本語にも対応しています。また、壁画ツールやインジケーターの種類はかなり豊富に用意されているので、トレーダーに豊富な選択肢を与えてくれます。
また、Exnessターミナルの基本的なチャート機能はTradingViewから流用したものになりますが、TradingView自体のチャート機能は使いやすくかなり評判が良いので、それを流用したExnessターミナルのチャート機能も同じ使い心地となっています。使いやすさの感覚は個人差がありますが、UI設計は非常に使いやすく、直観的な操作が可能です。(ネットで○○の使い方などを検索しなくても大体の感覚で操作ができる)
ただし、TradingViewでは利用可能な「ソーシャル機能」や「カスタムインジケーター」等はExnessターミナルでは利用することが出来ません。ExnessターミナルはTradingViewの「チャート機能」のみを流用したものなので、TradingViewのユーザーネットワークを利用したシステム(ソーシャル機能やカスタムインジケーターのダウンロード等)は使うことが出来ませんのでご注意ください。
「約定方式」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ名称 | スタンダード |
スタンダードセント |
ロースプレッド |
ゼロ |
プロ |
約定方式 | NDD-STP(成行) | NDD-STP(即時) |
- NDD?NDD-STPとは?
-
NDD方式(ノーディーリングデスク)とは、FX会社の意思(ディーリングデスク)が介入しない非常にクリーンな約定方式の事を指します。
NDD方式であれば、FX会社による意図的な約定拒否や不利なスリッページ等が発生する恐れがなく、トレーダーは取引そのものに集中することができるメリットがあります。
NDD方式を細分化すると、その中の一つにNDD-STP(ストレート・スルー・プロセッシング)という約定方式があり、NDD-STP方式では、トレーダーの注文は全てFX業者を経由してリクイディティプロバイダー(LP)と呼ばれる金融機関に流れます。
LPの多くは世界的に有名な金融機関(ゴールドマンサックス、バンクオブアメリカ、JPモルガン等)なので、NDD-STP方式ではFX業者の後ろに強力なバックアップ体制が敷かれていることになり、トレーダーは安定した取引が担保されるというメリットがあります。
海外FX業者の約定方式(NDD方式やSTP方式)について詳しくお知りになりたい方は当サイト別記事「NDD方式とDD方式を5分で簡単理解」をご覧ください。
Exnessでは、NDD-STP方式が全口座タイプ共通で採用されていますが、口座タイプによってExness内での注文処理方法が異なるため、「約定」の内容が変わってきます。
- NDD-STP【成行約定】:スタンダード・スタンダードセント・ロースプレッド・ゼロ口座
→トレーダーの注文は必ず約定するが、相場状況によってスリッページや約定遅延が発生する可能性あり。 - NDD-STP【即時約定】:プロ口座
→トレーダーの注文は即時に約定されるのでスリッページが起きないが、相場状況によってリクオート(価格の再提示)が発生する可能性あり。
「取引可能銘柄」比較|Exness口座タイプ
口座タイプ名称 | スタンダード |
スタンダードセント |
ロースプレッド |
ゼロ |
プロ |
FX(通貨ペア) | 98種 | 34種 | 75種 | 98種 | |
貴金属 | 10種 | 2種 | 8種 | 10種 | |
エネルギー | 2種 | 取扱いなし | 1種 | 2種 | |
仮想通貨 | 16種 | 取扱いなし | 15種 | 16種 | |
株式 | 78種 | 取扱いなし | 78種 |
78種 | |
インデックス | 10種 | 取扱いなし | 9種 | 10種 |
上記の表からもわかるとおり、Exnessは口座タイプによって取引可能な銘柄及び、それら種類数にも違いがあります。
通貨ペアの取り揃えに関しては、スタンダードセント口座を除く全口座タイプで、海外FX業界の平均値を上回っており※、メジャーな通貨ペアからニッチなものまで充実したラインナップとなっています。
※2:当サイト調べ|海外FX業者の取り扱い通貨ペア数平均値54種
Exness口座タイプ|選び方診断
「Exnessでは結局どの口座タイプを選べば良いの?」という疑問について、読者の皆様の状況をお伺いしながら最も適している口座をご提案させて頂きます。
まずはExnessの口座開設をする上でのご予算からお伺いさせて頂きます。
ご予算10万円を確保できるケース|Exness口座タイプ選び方診断
ご予算$1,000相当の日本円をご用意できるのではあれば、Exnes内のハイエンドモデルにあたる「ロースプレッド口座」「ゼロ口座」「プロ口座」の初回入金をパスすることが出来ます。
これら3口座は海外FX業界の中でも屈指の低スプレッド口座なので、非常に利用価値が高くなっていますが、3口座の実質スプレッド(取引手数料を含めたスプレッド)にはほとんど差がないことから、口座選びの際に迷ってしまうケースが多いので、当サイトから以下の指針をお伝えさせて頂きます。
- スキャルピング※主体のトレードスタイルなら「プロ口座」がおすすめ
※スキャルピング:数秒から数分単位で取引を繰り返すスタイル
→【Exness公式サイト】プロ口座の詳細はコチラから
→詳しい理由と解説を見る - スキャルピング以外のトレードスタイル※もしくは節税をしたいなら「ロースプレッド口座」がおすすめ
※デイトレード:1日あたり数回程度の取引をこなすスタイル
※スイング:1週間あたり数回程度の取引をこなすスタイル
→【Exness公式サイト】ロースプレッド口座の詳細はコチラから
→詳しい理由と解説を見る
スキャルピングなら【プロ口座】を選ぶべき理由について
スキャルピング主体のトレーダーであれば、「即時約定」を採用しているプロ口座が最もおすすめです。
- NDD-STP【即時約定】
→トレーダーの注文は即時に約定されるのでスリッページが起きないが、相場状況によってはリクオート(価格の再提示)が発生する可能性あり。
スキャルピングは他のトレードスタイルよりも小さな値幅での取引となりますので、価格レートに対しては、よりシビアにならざるを得ませんので、スリッページが起きしてしまうと「そもそもそんなレートでは注文を入れない」であったり「利益が消し飛んでしまう」恐れがあります。
その点、プロ口座の即時約定方式であれば、目の前のレートで約定し、スリッページが発生しませんので、結果としてトラブルを事前に回避することが出来ます。
即時約定のデメリット「リクオート」について
プロ口座の即時約定方式ではリクオート(レートの再提示)が発生するケースがありますが、相場が乱高下するような状況下でない限り多発するようなものではありません。
仮にエントリー時にリクオートが発生しても、そのレートに納得がいかなければ注文自体をキャンセルすることもできるので、大きなデメリットにはなりえないというのが当サイトの見解です。
決済時のリクオートは?
決済時のリクオートは約定拒否とは異なり、約定するレートの提案を受けることが出来ます。約定拒否の場合であれば損切注文をFX業者が受け付けてくれず「無情にも画面越しに損失が広がっていく」という最悪のケースが想定できますが、リクオートであれば最悪、提案されたレートで損切注文を約定させることができます。ちなみにリクオートが発生するような状況下であれば、成行約定でもスリッページが発生しますので、即時約定方式の方がデメリットが大きいということはありません。
スキャルピング以外もしくは節税をしたいなら【ロースプレッド口座】を選ぶべき理由について
以下3つの理由を複合的に考えた結果、ロースプレッド口座を推奨させて頂きました。
- デイトレードやスイング主体のトレーダーであれば、そこまで細かい値動きを追う必要がないので、即時約定(プロ口座の約定方式)である必要性が低くなる
- ロースプレッド口座やゼロ口座で発生する取引手数料は経費に組み込むことが可能で、結果として節税できるメリットがある
- ロースプレッド口座とゼロ口座を比べた場合、実質スプレッドやその他スペックの優劣はほぼないが、ロースプレッド口座の方が取引手数料やスプレッドの仕組みがシンプル。
①「デイトレードやスイング主体のトレーダーであれば…」について
一般的にトレードスタイルの時間軸が長くなればなるほど、損益の幅が大きくなるので、細かな値動きを狙う必要がないスタイル(デイトレードやスイング)であれば、そこまでスリッページに気を使う必要がなく、必ずしも先におすすめしたプロ口座(即時約定方式)である必要性がないというわけです。
②「取引手数料は経費に組み込むことが可能…」について
一般論としてFXの取引で発生した取引手数料は経費に計上することができる※ので、会計上、利益から経費(取引手数料)を差し引くことによって節税をすることが出来ます。
※最終的な判断は税務署が行うものであり、取引手数料が100%経費として認めれるというわけではありません。ただし会計上、取引手数料が経費として認められてきた歴史がありますので、一般論と記載させて頂きました。
ちなみにスプレッドは軽費として認められることはありませんので、Exness内で節税可能な口座は取引手数料が発生するロースプレッド口座とゼロ口座の2口座のみとなります。
③「ロースプレッド口座の方が取引手数料やスプレッドの仕組みがシンプル」について
節税したい場合の選択肢は②で説明したとおり、ロースプレッド口座とゼロ口座になりますが、両口座を比較した場合、実質スプレッドをはじめとするスペックにはほとんど差がありません。
ただし、下記のとおりスプレッドや手数料の仕組みが異なります。
口座タイプ | ロースプレッド口座 | ゼロ口座 |
スプレッドの仕組み | 全ての通貨ペアでスプレッドが発生する。 | 通貨ペアによって、スプレッドが発生する場合と発生しない場合がある。 |
取引手数料の仕組み | 全ての通貨ペアで一律の金額の取引手数料が発生する。 | 通貨ペアによって異なる金額の取引手数料が発生する。 |
両口座にスペックの差がないのであれば、仕組みがわかりやすいロースプレッド口座を選ぶべきというのが結論になります。
【Exness公式サイト】
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少額からFXを始めたい(Exnessを試したい)ケース|Exness口座タイプ選び方診断
Exness各口座の内、少額からFXを始めたい場合は、エントリーモデルに該当する「スタンダード口座」と「スタンダードセント口座」の2つの選択肢があります。
両口座の「どちらの口座タイプを選ぶべきか?」の指針について下記の通りお伝えさせて頂きます。
- 初回入金$1,000は予算的に…という方は「スタンダード口座」がおすすめ。
→【Exness公式サイト】スタンダード口座の詳細はコチラから
→詳しい理由と解説を見る - リアル口座と並行してデモ口座の利用も検討しているのであれば「スタンダードセント口座」がおすすめ。
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→詳しい理由と解説を見る
初回入金$1,000は予算的に…という方は【スタンダード口座】を選ぶべき理由について
Exness内においてハイエンドモデルにあたる3口座は、確かにスプレッドが狭く優秀な口座となっていますが、初回入金$1,000のハードルが高いのは事実です。
もし「$1,000の入金は少しためらいがある」という方は、スプレッドが多少広くなる代わりに、初回入金が安く、取引手数料が発生しないシンプルな仕組みのスタンダード口座がおすすめです。
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デモ口座も選択肢に入っているのなら【スタンダードセント口座】を選ぶべき理由について
デモ口座を検討している方は「リアルマネーでの取引は怖い」「損をしたくない」「まずはお試しで」と様々な状況が考えられてますが、結論としては、デモ口座を利用するよりも少額投資用のスタンダードセント口座を使い、通常の口座とかなり近い環境で取引を行った方がメリットがあります。
スタンダードセント口座は取引量が通常の1/100になるので、資金的なリスクを限りなく抑えることができるので、予算的には1,000~2,000円程度の入金を行えば、十二分に取引の経験を積むことができますし、少額とはいえリアルマネーをリスクに晒すことによって、相場に対してより真剣に向き合える環境を作ることができます。
結論としては、デモ口座を使って時間を無駄にするよりも、トレーダーとしての成長に好影響をもたらすスタンダードセント口座を推奨させて頂きます。
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まとめ
以上で当記事の解説を終わります。
Exnessはボーナスを開催していないデメリットがあるものの、タイトなスプレッドが特徴の優秀な海外FX業者です。
特に、初回入金のご予算$1,000相当の日本円を確保できるのであれば、海外FX業界でも屈指の低スプレッド口座である下記2口座をおススメさせて頂きます。
- 【プロ口座】:即時約定方式が採用されているためスキャルピング主体のトレーダーにおすすめ。
- 【ロースプレッド口座】:取引手数料とスプレッドのシステムがわかりやすく、節税が可能。